台湾・東山高中が合同合宿　金商など強豪と練習試合も

　金城大（白山市）の女子バレーボール部は、台湾の強豪・台中市立東山高級中学女子バレーボール部と、七日から合同合宿をしている。十日には北陸の強豪、金沢商業高校、福井工業大付属福井高校の両チームを交えた練習試合を同大で行った。（谷口大河）

　同大の坂口憲政総監督が過去に台湾女子ジュニア代表の監督を務めた縁で、東山高中が練習方法や戦術を学ぼうと来日した。同大と東山高中は七日の練習試合を皮切りに、合間に金沢や福井を観光しながら練習。テーブルを囲んで食事し、日本語と中国語を教え合うなどして交流を深めている。

　十日は一セットごとに相手を代えながら四チームが熱戦を繰り広げた。金沢商の金津萌々子主将＝二年＝は「台湾の選手はジャンプ力が高く、自分たちにない高さと攻撃の速さがあった。レシーブも上手だったので参考にしていきたい」と話した。

　金城大の近藤葉月主将＝社会福祉学科三年＝は「海外の選手と試合する機会は少ないので、よい経験になった」と話す。坂口総監督は「環境や習慣の違いから国際感覚を学んでもらえたら」と期待をしていた。

　練習試合は十一日もある。東山高中は十二日に帰国する。